ED・勃起障害・勃起不全と鍼灸(針灸)マッサージ治療

ED・勃起障害・勃起不全について

勃起障害・勃起不全(ED)とは、陰茎が勃起しないというだけではなく、性交を行うのに十分なだけの勃起がおきない、または十分に勃起状態を維持できないため、満足な性交が行えない状態と定義されています。勃起障害・勃起不全(ED)は原因の性質により、「器質性」と「機能性」に分類され、治療法も異なります。日本におけるED患者は1000万人近いと考えられています。

機能性勃起障害・ED

機能性疾患とは器質性の原因がない疾患のことです。機能に問題があるのというより、機能を果たさないので問題が5あると言えます。機能性勃起障害(ED)のほとんどが心因性や精神病性の疾患であり、心因性勃起障害(ED)には思春期以降勃起障害で性行為が不能であった場合と、ある時期から不能になった場合とに傾向が分かれます。前者の原因としては母親との関係の異常、性行為への嫌悪感などがあり、後者では性行為経験が何らかの心の傷となっていることが多くあります。
また過労やストレスにより器質的原因がはっきりしないで勃起障害・勃起不全(ED)になる場合や、長期間の薬剤の服用が原因となることもあります。

  • 心因性勃起障害
    身体のどこが悪いわけでもなく、精神的な事が原因で起こります。心理的ストレスやプレッシャー、過度の緊張や不安、性的な劣等感、性的知識の欠如、性に対する罪悪感など原因になります。
  • 精神病性勃起障害
    うつ病や統合失調症のがおおく、薬物、妄想、うつ症状などの性欲低下が原因になります。

器質性勃起障害・ED

器質性EDとは臓器・器官の性質(器質)に問題がある場合のEDを指します。具体的には陰茎への血液の流れに不具合がある血管性、神経伝達に問題がある神経性、ホルモン分泌に異常がある内分泌性と分類され、糖尿病、高血圧、高脂血症を原因疾患とするがことが多くあります。

  • 神経性勃起障害
    脳、脊髄、末梢神経系の器質的疾患、、外傷などに伴う、勃起障害である。勃起現象に関与する神経系(陰部神経、骨盤神経)及び血管系の異常を伴っていることが多い。
  • 血管性勃起障害
    動脈硬化や手術、外傷によることが多い、血流障害により陰茎の血流量が減少し勃起障害をきたす。他に陰茎の流出静脈の閉塞障害によっても起きる。
  • 内分泌性勃起障害
    精巣機能不全による男性ホルモン(テストステロン)低値、下垂体、副腎、甲状腺の機能異常によるもの。

EDと男性の更年期障害について

男性の更年期症状の女性と同様、動悸、のぼせ、顔のほてり、肩こり、頭痛、発汗、冷えなどの不定愁訴のほか、倦怠感、無気力、不眠、不安、うつ傾向など全身の身体症状のほかに自律神経失調症の症状も加わってきます。その他の症状として、性機能の低下があります。 性生活が思うように行えないようになった方が40代50代の男性に増えており、ED・勃起障害の発症率は30%といわれています。

ED・勃起障害・勃起不全と鍼灸(針灸)マッサージ治療

特に機能性EDの大きな原因の一つであるストレス、ストレスと男性の機能についてはとても密接かかわりあっており、原因は自律神経にあります。

ストレスにより自律神経は交感神経優位のになり持続な興奮や緊張をもたらします。勃起するのに必要なのは興奮や緊張ではなくリラックスした状態(副交感神経優位)です。

ストレスやその他の原因により緊張し交感神経が活発に働いていると勃起しに状態になるのです。鍼灸治療では身体全体をで勃起しやすい、副交感神経優位の状態にし、経絡や経穴ツボを刺激し、骨盤周辺や下腹部の血行を促進させていきます。

さらに骨盤周辺のツボを使い、神経系に対しても刺激を与えることで、勃起障害、勃起不全(ED)の改善の目指していきます。また、生活習慣などのアドバイスな患者様の症状、状態に合わせたきめ細かに治療を行っていきます。