慢性疲労症候群(CFS)と鍼灸(針灸)マッサージ治療

慢性疲労症候群(CFS)とは

慢性疲労症候群は一般的な慢性疲労とは、ことのなり身体を動かせないほど強く、休養をとっても軽減されません。

患者さんは、強い疲労感のため、日常生活でできることが健康なときの半分以下に減ってしまい、仕事や学校を休まざるえなくなったり、家事を行うことができなくなったりします。患者さんは「椅子に座るのもつらい」「箸さえもてない」ということもあります。

慢性疲労症候群の様々な症状

長引く疲労感・頭痛・のどの痛み・筋肉痛・関節痛・睡眠障害・思考力・集中力の低下・など様々なしょじょうがあり、微熱・首のリンパ節の腫れ・筋力の低下なども認められます。

例えば肝臓、肝臓、甲状腺の病気やがんなど、疲労の原因となる病気がないのに、強い疲労感が6ヶ月以上も続き、前記のような症状を伴う場合に、慢性疲労症候群とられる。

慢性疲労症候群は、疲労や、思考力、集中力の低下など同じような症状があることから、「うつ病」と間違われる場合があります。

しかし一般的に、うつ病の症状は朝重く、午後になると軽減される傾向にあるのに対し、慢性疲労症候群の症状は、朝比較的軽く、午後になると徐々に強まるという違いがあります。他に血液中のホルモン濃度に差が認められるという違いがあります。

病気の起こり方

身体には健康を守るため、「神経系」「内分泌系」「免疫系」の仕組みが備わっています。これらは互いに作用し合い、バランスを持ちながら働いています。慢性疲労症候群の患者さんは様々なストレスがきっかけとなりこれらのバランスが崩れ、脳の血流量のていか奈度が起こります。またその影響で脳のは働きに異常が生じ、強い疲労感やさまざまに症状が引き起こされてきます。

血流量の低下

ポジトロンCT検査で脳の血流量を調べると、患者さんの脳ででは自律神経の中枢である部位など、いくつかの部位で血流量低下、働きの低下をしていることが確認されています。

自律神経の中枢の働きが低下すると「立ちくらみ」「ふらつき」「発汗異常」など自律神経失調症のしょじょうが現れてきます。

痛覚の異常

脳の痛みを感じる部位では神経伝達物質の量に異常が生じ、痛覚がか過敏になっていることが確認されています。

自律神経の異常

自律神経には交感神経と副交感神経があり、心身が筋著すると交感神経が優位に働きます。心身の緊張を調べる検査では、睡眠中も交感神経の緊張状態が続いていることが確認できています。睡眠に関する症状も起こることが考えられます。

慢性疲労症候群と鍼灸(針灸)指圧マッサージ治療

当院での慢性疲労症候群の治療は鍼灸による全身治療を主して行っていきます。 ツボの効果で、自律神経系、内分泌系、ホルモンバランス、免疫系の働きを総合的に整え向上させていきます。

また、各部位の血流を改善させて直接的な痛みや疲労感などの症状の回復させる治療を行っていきます。症状は多岐にわたり、個人差があるため患者さんそれぞれの症状に合わせたきめ細かい治療を行って生きます。

慢性疲労症候群の治療は一般的に長期間かかる場合が多く、あせらずじっくり治療に取り組むことが必要になってきます。

鍼灸治療は身体全体を総合的に治療していく方法です、慢性疲労症候群の様な症状が多岐にわたる疾患に対してとても有効な治療法です。